平成27年6月7日・甑岳(1.015m)
甑岳(こしきだけ):大倉地域の東にそびえる主峰甑岳は、標高1015.5メートルとわずかに1000メートルを超えるのみでありますが、その山容は秀麗で東北百名山にも選ばれています。
奥羽山脈群に含まれる甑岳は、一見火山に似たピラミッド型のやや急な独立丘でありますが、太古の海底火山の一部が浸食に抗して残った火山活動を伴わない痕跡火山と考えられています。
その姿は、名のとおり古代中国を発祥とする米などを蒸すための器「甑」に似ていて、大きく山をえぐった深い谷が刻まれ、傾斜30度以上の急峻な斜面もあります。多様な自然景観を伴う甑岳は、古来山岳信仰の場でありました。《村山市HPより》
登山ルート
今日のコースと時間
日 時 |
凡例) ==マイクロバス、〜〜歩行 |
6月7日 |
県庁7:10==楯岡==登山口8:25〜〜岩神コース分岐8:50〜〜岩神山9:45〜〜大平山10:30〜〜ハチカ沢分岐10:55〜〜見晴台11:25〜〜山頂広場12:15〜〜甑岳山頂12:40(昼食)13:25〜〜風穴13:55〜〜新山コース下山口14:55〜〜山の神15:00〜〜15:15駐車場15:30==楯岡==県庁16:55 |
昼寝ではありません。準備運動です。
隊長から、今日のコース説明。
注意事項!!
晴れていても、雨具は必ず持参下さい。貴方のドラブル時の搬送具にもなります。
今日は、岩神コースから新山コースへ。高低差1.000m。楽しみです。
この道もあるけど、心配ない。ちょっと厳しい方、行くから。
今日のベストショット! 写真題名 【 ○○かみと花 】
サングラス、似合いすぎです。
今日一番の急登 !
【胎内くぐり】コースを通って、両手両足使って、全員が無事に通過。
むかーし、むかし、諸説ありしも、
いったん死んで生まれ変わる擬死再生の行を行ったのが、胎内くぐりになったとか。
それによって、罪穢(つみけがれ)から肉体と魂が浄化され、生まれ変わる、との考えで
修験者や、それに率いられた者たちは、山岳を巡歴して修行しておったそうな。
よって、本日参加のメンバーは、みな、浄化され、生まれ変わりましたとさ。
後ろの山が、これから登る甑岳山頂。
この時は、苦でした? 楽でした?
「あれが面白山でこっちが蔵王。」 稜線に出て、展望が広がりプチ感動です。
こちらも、山頂をバックにもう一枚。
今日のPhotograpです。
グラサン取って!!
ナルコユリ(鳴子百合)
ナルコユリは黄精(おうせい)として扱うことが多い。茎葉を乾燥させ、強壮薬、慢性病、
リューマチ、痛風などの体の弱っている場合に煎じて用います。
今日もバリバリ! 口と、足腰は正比例していることを証明します。
綺麗な花に、蝶蝶を見つけました。 よーく見ると山は、春でした。
コケイラン [小恵蘭]
小さいけど、とっても綺麗な花でした。
あそこ! 行ったよね。 【レフ版未使用】
行った、大東岳、熊野岳。
後ろから声が。 「この松は、俺の人生。我が人生に悔いなし!
」
甑岳山頂広場。三角点はもう少し先です。最右翼の方、ポーズ決まり過ぎですから。

押忍。
山頂にて、記念撮影。その@
そのA あまりの快晴で、眩し〜い。
みんなで思い思いの昼食タイム。この後は、下りです。
ヤマツツジ [山躑躅]
葉山(村山)が、すぐそこに。
先生が、「風穴があるはず。」ありました。
目測 深さ4m。 風穴と鉱山跡でしょうか。
ヤグルマソウ [矢車草] 花言葉は、「繊細、優雅」
今日の山は、写真のような心地よい木漏れ日いっぱいの中を歩きました。
ケナシヤブデマリ[毛無し藪手毬]
太平洋側は、葉が少し大きいのでヒロハヤブデマリ(広葉藪手毬)
なぜ毛無し?前回アップの同じ頃に咲くオオカメノキの葉には、毛があって、この葉には
毛がないため。
辛い。

最後に、『山の神』に今日の安全登山を感謝。この後、山形の少子化が止まりました。とさ。

最後バスにたどり着き、今日一日にホッとして感謝。
特記事項
今年度、最初の中級クラス。三浦さんより、新会員の柴田さんの紹介と、これから登る岩神コースの説明がある。1000mちょっとの標高ではあるが、大変なコースであるとの事。3年位前に、廃道になっていたのを整備したので、登った人は、少ないのではないかとの事であった。
登山口を進んだが、すぐに、藪に遮られ、別の道を探す。岩神コース分岐を入って行くと、今年初めて、エゾハルゼミの鳴き声を聞く。岩神山に近づくにつれ、険しくなってくる。急登、岩場と登り応えのある山である。太平山を過ぎると、まもなく防火線が現れる。これは、山火事の延焼を防ぐ為に作ったとの事、驚きである。この土塁の上を20分程進むと、ハチカ沢分岐に着く。八ノ坂、苦楽ノ坂を過ぎると、見晴し台である。ここからの眺めは、素晴らしい。飯豊、吾妻、蔵王連峰が見渡せる。間もなく、幕井コースとの分岐があり、山頂広場に着く。此処からは、鳥海山、月山、村山葉山が見える。ここから、三角点のある山頂までは、10分余り。昼食を取り、新山コースへ下山する。山頂と広場の中間あたりから、ブナの急斜面を下りてゆく。風穴を過ぎた辺りから、急に蒸し暑くなる。谷の中に入った為か?急坂から解放されと、間もなく、新山登山口に着く。満開の山つつじ、さわやかな風の中での、心地よい疲労感が残る山行でした。