山形市民登山愛好会
平成27年
4月18日(土)

高館山(274m)〜湯野浜〜善宝寺

高館山は庄内平野の西側に横たわる小高い丘陵の中で山頂にテレビ塔が林立している山です。

標高が274mの低山にもかかわらずブナ・ナラなどの落葉広葉樹林や豊富な動植物などにより

形成され、林野庁から自然休養林の指定を受け「森林浴の森100選」にも選ばれています。

今回は大山公園の駐車場から下池の南側をとおり花々を楽しみながらゆっくりと山頂を目指します。

山頂から雄大な庄内平野と白銀に輝く鳥海山の眺めを満喫した後、湯野浜のゴルフ場に続く

尾根上の林道を散策します。眼下には加茂港と日本海の輝きを覗き、遠くに白砂とクロマツの

砂防林が二重の帯を描いて北に延びる美しい風景を堪能します。ゴルフ場から右折し善宝寺に

向います。善宝寺の神様である龍神が住むという貝喰の池に立ち寄り以前話題になった人面魚を

探してみましょう。最後は五重塔に参拝して終了したいと思います。

 

<コース・タイム> 

【日程】:(===バス、〜〜歩き) 

県庁(7:15)==山形自動車(山形蔵王IC==月山湖PA==鶴岡IC)==大山公園P(9:00)〜〜

大山公園展望台(9:15)内山コース〜〜城山コース(:50)〜〜瀬ヶ沢コース(9:55)〜〜

湖畔道分岐休憩(10:10)岩倉コース〜〜高館山山頂(昼食11:10~12:00)林道〜〜湯浜ゴルフ場

(13:05)〜〜善宝寺P(14:10)==庄内観光物産館(14:50)==県庁(16:45)


満開の桜の中で今日の朝会。

花と、よく合うピンクの帽子で。

おかえりなさい!!

 
 

歴史の中に。

一生懸命

今日はみんな余裕です。

 

ドキドキ!!

 

可憐

時には派手な生き方も。

 

見つけた人は3年間、加齢されません。

 

僕も久しぶりに注目されました。

 

私たちも順番待ちね。

 

花も、人生も今が満開。

 

じっくり観察して、

祈りを込めて。

 

 

 

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特記事項


今回は参加者が多く、天候にも恵まれ、レンタカー2台の山行になりました。登山(散策)のスタート点は、
桜が満開の大山公園で、平成20年に「ラムサール条約」に登録された上池、下池が眺望できます。
また、歴史的にも伊達氏、最上氏に並ぶ南出羽の雄である武藤氏の居城があり、戦国時代には、武藤氏、
最上氏、上杉氏の激しい争奪戦があった所でもあります。
 武藤家碑から内山コースに入ると、タチツボスミレ、カタクリ、キバナイカリソウ、アズマイチゲなど沢山の
春の花が咲き誇っていました。
 城山コース前後は、ブナの群生地で新緑が美しく、清々しい気持ちにしてくれる。村山地方のブナは、
蔵王、葉山、月山など標高1000m位が群生地で、高山樹木のイメージがある。しかし、ここは、里山200m
ぐらいである。「昔は、平地にもブナ林があったそうだが、なんの役にも立たないので、みな倒されたそうです。」
この高館山は、江戸時代幕府の直轄領として、森林の伐採が禁じられたので、ブナの群生林が残ったので
あろう。
 瀬ヶ沢コースには、ミヤマカタバミ、ツクバネソウ、エンレイソウなどが見られたが、山道が湿っているのに、
急な坂があり、注意して歩いた。
 湖畔道への分岐で休憩、岩倉コースには、シュンラン、ヤマルリソウ、シラネアオイなど珍しい草花とケヤキ、
ナラ、シデなどの巨木林があり、前記のブナの群生地も含め、高館山が林野庁から「森林浴の森100選」に
選ばれでいるのも良くわかる。
 高館山でゆっくり昼食、下りは、北方向道路を湯の浜ゴルフ場へ。広い道路の斜面にも、いろいろの花が
沢山咲いていた。歩くペースが速く、2時間の予定の所を1時間でゴルフ場に着き、その側の山道を下って、
山側から善宝寺へ。
 龍澤山善宝寺は、海の守護、竜神様のお寺として、全国に多くの信者を有し、特に漁業関係者より絶大な
信頼を頂いている大祈祷道場で、山門、五重塔、龍王殿の壮大な伽藍は、1200年の信仰の歴史を物語って
いる。山門前の広場には、ムラサキサギゴケと白花のサギゴケが一面に咲いていました。
 帰り道、庄内観光物産館にも立ち寄ってきましたが、県庁Pには、予定より早く到着することが出来ました。
尚、今回の登山では、地元早坂さんにコースの選定や、先達などお世話になりました。

 

 

 

*** 写真撮影 : 岩田  大瀧   Izumi Komachi   ***


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