例年この時期に芋煮会の計画案を提示するのですが、山形山岳会の会場が今年度借用できなくなり、芋煮会
の案を蔵王山散策(五郎岳・三宝荒神山の北斜面や観松平)に変更いたしました。

コースルート

 

 

コースタイム

 月  日 コース(時間) ~~歩行  
10月30日 蔵王温泉バスターミナル(8:20)~~温泉第3線リフト降り場着替えタイム(8:45)~~七曲コース~~高鳥コース~~中央高原駅~~ドッコ沼~~五郎岳中腹林道~~ヨシ沼(11:05~11:20)~~ウツボ沼、コタン標柱~~藪漕ぎ~~ウツボ沼休憩(12:25)~~コタン散策路分岐昼食(12:35~13:05)~~キャラボク原生林散策~~パラダイス第三ペアレフト降り場(13:40)~~コタンゲレンデ~~菖蒲沼ゲレンデ~~連絡コース、祓川登山コース入口休憩(14:00)~~姥神様(14:20)~~中森ゲレンデ~~蔵王温泉バスターミナル(15:25)

 

 

 

 


 


上の台ゲレンデを登る

 

ゲレンデの脱ぎタイム

 



紅葉時期、木漏れ日の七曲がりコースに入る

 

七曲がりコースを抜け出て、もうすぐスカイケーブル中央高原駅

 

仲間と語りながらののんびり登山

 

逆光のドッコ沼!!

 

雁戸山を眺めながらヨシ沼をめざす

 

木葉の木沢の土砂崩れを阻止するための林道を行く

 

三宝荒神山の霧氷を眺めながらヨシ沼を目指す

 

 

ヨシ沼での参加者。芋煮やアルコールよりも、自然や山登りが好きな面々です

 

ヨシ沼に紅葉がとてもきれいで、パチリ

 

落ち葉を踏みながらの登山はとても楽しい!!

 

ショートカットの藪を抜け、ウツボ沼に出る。沼の中はぬかるみ無く、水たまりは段差のあるとても不思議な沼であった

 

藪こぎの後の登山道、落ち葉踏む足音が軽快、昼を過ぎおなかもペコペコ!!

 

片貝沼とコタンゲレンデに向かう分岐点での昼食

 

 

コタンゲレンデに向かう途中での三宝荒神山

 

コタンゲレンデ上部からの三宝荒神山

 

コタンゲレンデからパラダイスゲレンデに向かう

 

祓川コースを見守る姥様

 

 

特記事項

  噴火予知で、蔵王山の名が時々聞かれます。しかし、地元にいながら蔵王山は、どの山かよくわからない。南蔵王は、杉が峰、屏風岳、不忘山方面を指し、北蔵王は、雁戸山、前山、笹谷峠方向である。これらの蔵王連峰中央部、御釜周辺の熊野岳、馬の背、刈田岳などを蔵王山と呼んでいるのだろうか。その蔵王山も、ロープウェイや観光道路の開発が進み、山頂近くまで車で行くことが出来、登山と云うより、観光地とのイメージが強い。

 今回の山行は、(いにしえ)の登山道を通り、五郎岳を北側から巻いて、東側のヨシ沼に行き、西側より、雁戸山を見ることである。蔵王温泉バスターミナルをスタートし、上の台ゲレンデを通り、温泉第三線リフト降り場から七曲り登山コースに入る。今日は、冬型の天気予報で、雪を覚悟してきた人も多かったのではないかと思います。しかし、晴天に恵まれ、温泉街、上の台周辺は紅葉が真っ盛りで、落ち葉を踏みながらの登山は、爽やかな気持ちになる。

 中央高原駅からドッコ沼周辺は、ブナ、ナナカマドなど、全て葉を落とし、太く、高く立ち並ぶ幹は寂しく晩秋の装いである。霜柱を踏むのは何年ぶりだろう。五郎岳の中腹を巻き、南東に林道を行くと、青空に雪か霜で白くなった、雁戸山や三宝荒神山が雄大に見える。目的地ヨシ沼は、三宝荒神の北西真下で、コタンの電波塔が間近に見える。地図では湿地になっているが、今回はカヤ類が疎らに生える乾いた原野になっていた。

 折り返し林道の途中に、「ウツボ沼、コタン」の道柱が立っていた。今、廃道になっているのは知っていたが、地図では5分の1のショートカットになる。苦労しても10~20分と思ったが、急登あり、2m近い笹薮有りで、本格的な藪漕ぎになり、40分ぐらいでウツボ沼に出た時は、本当に安堵しました。

 コタン散策路分岐で昼食、片貝沼からここまでのコースは、紅葉の名所であるが、ヤマモミジの葉も全部落ちていました。時間も少し遅くなっていたので、イロハ沼、観松平コースからキャラボク原生林コースに変更、樹齢何百年のキャラボク群は、本当に見事で感動しました。下りの祓川コースはなだらかなコースと思っていましたが、落ち葉に隠れた、ゴロ石に何回かつまずき、上り下りも多いコースだと気づきました。しかし、紅葉のフィナーレを彩る、谷間に残ったモミジやブナ、コシアブラ、ドウダンなどが鮮やかで、今日の厳しい山行を癒してくれました。

 

 

 

 

 

*** 写真撮影 : 三 浦  鐵 太 郎 ***

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