晩秋を迎え、やまがた百名山2座の里山歩きです。高戸屋山は、川西町で一番高い山でマウンテンバイク大会のコースになっています。川西ダリア園付近の登山口から西回り、東回りと周回します。山頂から朝日、蔵王、吾妻などの山々が望めます。秋葉山は、通称一の山から三の山まで三つのコブがあると言われ、鳥居もあるそうです。向山公園付近の秋葉山登山口からピストンの山歩き、山頂から飯豊連峰が望めます。いずれも初級コースですが、転倒事故のないよう十分注意しましょう。

 コースルート

コースタイム

コース(時間)  …… 歩行   == 車移動
県庁7:05 == R13== 深沼~県道R7 == 川西町浴浴センターまどか(トイレ休憩)8:10~8:15 == 高戸屋山西回り登山口 8:20  登山開始8:36 .…… 小休止 9:06 …… 小休止 9:24…… 休憩 9:31~9:34 …… 山頂まで500m地点 9:40 == 高戸屋山山頂 9:51 休憩 …… 下山開始 9:58 ……休憩 10:10 …… 休憩 10:33 …… ダリヤ園まで500m地点 10:52 …… 東回り入口下山11:02  鏡沼のほとりで昼食休憩 出発11:30 == 羽前小松駅(トイレ休憩)11:36~11:45 == 秋葉山登山口 12:17 登山開始 …… 小休止(脱ぎタイム)12:36 …… 一の山鳥居12:40 …… 二の山 12:52 …… 秋葉山荘休憩12:53~13:00 …… 秋葉山山頂休憩 13:25 下山開始13:35 …… 二の山14:01 …… 一の山 鳥居 14:10 …… 秋葉山登山口(向山公園)着 14:27 == 熊野大社(トイレ休憩)14:40~14:48 ==給油(上山) == 県庁着 15:45

 

 

 

 

本日のリーダー、岩田副会長から注意事項説明登山中、休憩等の指示事項は各自復唱し後ろに伝達のこと

 

高戸屋山西回り入口から登山開始

 

昨夜来の雨で滑り易い ここはマウンテンバイク大会のコースになっている

 

紅葉の中、秋の日射しを浴びてアップダウン

 

紅葉真っ盛り

 

山頂はもうすぐ 熊の落し物も所ところにある

 

 冷たい風が吹き寄せる

 

予定より5分早く山頂到着 わかりやすい地図

 

高戸屋山山頂にて 久しぶりの会員の顔も見える

 

置賜分地の山並みを眺めながら下山開始

テープで止め山に 松茸林か?

 

休憩地点にて あれが刈田か不忘か

下山道は粘土質で滑り易い

 

ダリア園付近の溜池で早めのランチタイム

 

宮内に向かう車窓から 真っ白な雪を被った蔵王連峰

 

秋葉山登山口 午後になり青空が広がる

 

青空をバックに紅葉が映える

 

紅葉のトンネルだ

 

一の鳥居 無残にも鳥居の上の石が落ちている

 

後ろを見る人、前を見る人、横を見る人

 

秋葉山荘から米沢方面を望む

 

秋葉山荘前で一休み

 

秋葉山山頂を目指して

 

秋葉山山頂にて

 

 

下山途中、真っ白な三角形の大朝日岳

 

紅葉に囲まれて

 

間もなく登山口 たわわに実った真っ赤なリンゴ

 

 

特記事項

 山形百名山の里山 高戸屋山・秋葉山の二座を目指す。晴天の予報が、明け方には小雨がパラつき、天候の成り行きが懸念されたが、出発のころには雨も上がって、登山日和の予感。バスの向かう先には飯豊の山々が雪をまとって輝いている。川西町の中心部に位置し、町の眺望がきく山ということで期待が膨らむ。スキー場の脇を通って山に入っていく。緩やかな尾根道で、マウンテンバイク大会のコースとしても利用されているというだけあって、道幅があり歩きやすい。小さなアップ・ダウンを繰り返し、展望の良いところでは小休止をとってふもとのダリヤ園や晩秋の置賜盆地の景色を堪能。登山道脇にはクリタケ・なめこなどのキノコが顔を出す。所々に熊の落とし物があり、獣の臭いが漂ってくる。季節外れのイワカガミの花が一輪咲いていた。ミズナラなどの黄葉が光を受けて輝く。山頂まで500mの看板から急登を登りきり、山頂着。置賜盆地の向こうには白く輝く蔵王連峰の姿が、北側には雪の大朝日岳の雄姿が望める。しかし、日頃見なれている蔵王とは異なり、初めはなかなか蔵王とは特定できなかった。山は見る角度によって違う表情を見せる。蔵王の雄大な稜線を望むことができるこの山は絶好の展望台であった。 下りもアップ・ダウンを繰り返す。粘土質の急な下りは前日の雨でぬかるんで滑りやすく注意が必要。 予定よりも早く下山し、東回り登山口の鏡池のほとりで昼食休憩。池の対面の所は原田甲斐の祖父の代まで居城していた城跡で、原田城址(藤ケ森城)とAさんから伺った。大河ドラマになった「樅木は残った」で有名な樅の古木がそびえているとのことである。
 二座目の秋葉山へ向かう。途中、小松駅で休憩。町民管理の駅で、まちなか活性化のため、駅を中心に様々な取り組みをしているとのことで、町民が集えるようなスペースがあり、俳句などが掲示されていた。
秋葉山登山口着。果樹園の中を通る道。真っ赤なリンゴがたわわに実をつけている。おいしそう!紅葉が日差しを受けてまぶしい。快適な登山道を進む。一の山(389m)の鳥居は上部が破損し、笠木・神額が下に落ちている。二の山(477m)と進むと、秋葉山荘がある。地元の山岳会のメンバーが集うところらしい。ここからは南陽市宮内地区の街並みを見渡すことができた。飯豊の山並みも見えるはずだが、雲がかかっていて、はっきりとは見えない。ここから山頂まではいったん下ってまた登り返しの一登り、山頂からは眺望がきかない。下山途中の木々の間から、雪をまとった大朝日岳が望めた。向山公園に下山、帰路につく。途中、観光客で賑わう熊野大社で小休止。大イチョウが太陽の日差しを受け、きらきらと輝いていた。帰路途中のバスの中から蔵王の雄大な姿を望み、最高の眺めと歓声が漏れた。晩秋の陽だまりハイクの感じで楽しい山行であった。

 

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