福島県 一切経山 体力度 中級 歩行時間6:20 歩行距離 9,5km
危険度 中級 登り1004m 下り632m
福島県北部、吾妻連峰・吾妻火山群に属する活火山。山名の由来として、平安中期の武
将、安部貞任(空海などの僧という説もある)が聖典である一切経をこの山に埋めたとい
う説がよく知られている。活火山ゆえに、浄土平から山頂へと続くメインコースのある南
面一帯は岩礫だらけで味気ないが、山頂から見おろす瑠璃色の五色沼は感動的だ。魔女の
瞳、吾妻の瞳とも呼ばれるその絶景は、コース下部にある酸ガ平湿原・鎌沼とともに一切
経山の魅力を高めている。なお、噴火警戒レベルこそ1に下がっているものの、大穴火口
からの火山ガスが噴出している又、浄土平の下の道路も地面から亜硫酸ガスが出ていて駐
停車禁止である。
<当日の主な行程> | ||||||||
6:00県庁=6:40道の駅よねざわ=7:50不動沢登山口8:10~8:50シモフリ分岐~ | ||||||||
10:26中天狗~10:56シモフリ山~11:31白とんがり~12:11駱駝山昼食休憩~ | ||||||||
14:21一切経山~15:14酢ケ平避難小屋~16:07浄土平=17:25大笹生= | ||||||||
17:50国見PA=18:50 県庁 |
今日の一切経山の天気予報は晴れ、本日はバス定員に近い25名参加。 | |||||||||
出発前新会員Sさんの自己紹介があり、定刻山形出発。両側ニセアカシアの白い花が咲く高速道を | |||||||||
順調に走り、米沢経由で満車の不動沢つばくろ谷駐車場に到着。準備運動、会長のあいさつの後 | |||||||||
傍の登山口から8:10スタート。途中2年前には分かりにくかった新道分岐は、一目瞭然ですんなり | |||||||||
左に。ちょっと枝葉が気になる程度で、2つの沢の渡渉を経て、ハイマツの間の見晴らしの良い | |||||||||
展望所で休憩。 | |||||||||
最初のピーク中天狗を越えて、分岐より縦走路から離れたシモフリ山に向かう。ザレ場に注意して | |||||||||
無事登頂。分岐まで戻って白とんがりに登って(ヒヤリハット発生)360°パノラマ駱駝山でお昼。 | |||||||||
吾妻小富士をバックに必死の記念写真を撮る。その後約1時間、休憩しながらゆっくりと直登のザレ場 | |||||||||
を上ってようやく一切経山に到着。地元の方に山頂写真を撮ってもらい、お目当ての五色沼通称 | |||||||||
魔女の瞳のほうへ進む。 | |||||||||
初めてご対面の会員も多く、微笑みのコバルトブルーの澄んだ瞳に歓声が上がる。その後は | |||||||||
一切経山のメインルートのガレ場を下って、酢ケ平避難小屋を通過し、浄土平に無事下山。予定の | |||||||||
米沢八幡原方面は緊急通行止めとなり、東北道を経由して帰路につく。 | |||||||||
今日も天気に恵まれ、変化に富んだ荒々しい火山一切経山を巡る爽快な山行になりました。 | |||||||||
参加者の皆さん、お疲れさまでした。 |
天気も良好、元気よくスタート
最初の展望所 マイヅルソウの絨毯
最初の関門 2つの渡渉 北泉ヶ岳の経験も生かして
イワカガミ らんまん 実に見事でした。
白が際立つシモフリ山へ
シモフリ山 山頂(1561m)
文字通り山頂は狭い白とんがり よかった
ガレ場は落石気をつけて慎重に
なかなか急な岩場の2コブ駱駝
吾妻小富士をバックに必死の撮影
ガレ場は慎重に、ここから一切経山アタック
時々休んで最後の上り
一切経山 山頂 (1949m)
そして五色沼・魔女の瞳
空気大感謝塔 朝日町の空気神社にも通じる 左東吾妻山 右 鎌沼
下山途中 ここだけ雪解け水が
活火山 一切経山
吾妻小富士を眺めながら下山
出会った花々① 上 ズダヤクシュ、ヤシオツツジ、
下 ミツバオウレン、オオカメノキ
出会った花々② 左 アズマシャクナゲ、ミネザクラ
右 クロマメノキ、ヤマヤナギ、マイヅルソウ
前回は以外にも2006年8月東吾妻山・一切経山(HPなし)22名参加まで
さかのぼりました。