7月6日(土)魚沼アルプス
   7月7日(日)平が岳(2141m) 

新潟県 6 日 トヤの頭 体力度 中級 歩行時間5:30 歩行距離6,4km
                  危険度 中級 登り783m 下り702m
           7 日 平ヶ岳 体力度 中級 歩行時間7:00 歩行距離7,8km
                   危険度 中級 登り1005m 下り1005m

  平ヶ岳は稜線がなだらかに見えるものの、道程が長いため、軽く見てはいけない山。頂上には 池と湿地が広がり、平坦な広場が現れる。頂上から 30~40 分の地点では、「玉子岩」と呼ばれる 珍しい巨岩を見ることができる。土台の上に玉子型の岩が乗っているように見えるが、これらは ひとつの花崗岩が風化されて残ったもの。危険なため近くまで行くことはできないが、遠くから でも地球の神秘を感じることができる。 山頂付近は湿地で池塘が多く、チングルマ、ミツバノバイカオウレン、オノエランなどが白い 可憐な花を咲かせる。池塘の中にカワモズクが生育。平ヶ岳はよく、日本百名山の中でもアクセスの悪さや登山そのものの大変さから「日帰最難関 の山」として知られる。
日本百名山日帰り最難関の山、この表現は若干言葉足らずというか、厳密には正しくありませ。日帰りすることがもっと困難(というかほぼ不可能)な日本百名山は他にも沢山存在します。 正確には「日帰りしか選択肢の無い最難関の日本百名山」です。平ヶ岳の山中には山小屋もキャン プ指定地も存在せず、往復22km累積標高1850mを日帰りで歩き切るしか選択肢はありませ ん。クラシックルート呼ばれている正規ルートは一つだけなので必然的に苦労を伴う登山になりま す、その他プリンスルートと呼ばれるルートが有ります、プリンスルートとは今の天皇が皇太子の 時 1986 年に平が岳に登る時に林道や登山道が整備され、現在は林道を許可された車両しか通行でき ない為一般車両が登山口まで行けない状態です。
我々は今の天皇と同じこのプリンスルートを使い平ヶ岳に登頂する計画です。
7 月6 日に魚沼アルプスを縦走し、美人の湯と呼ばれる銀山平温泉の旅館【湖山荘】に宿泊、翌 7 月 7 日、ホテルの送迎バスにてプリンスルートの登山口に送ってもらい平ヶ岳を目指します。再び 銀山平温泉に戻り我々のバスに乗り換えして帰郷します。

 

 



  

【当日の主な行程】
6 日 4:53県庁 =山形上山 IC=南陽高畠 IC=5:43 道の駅いいで 6;05=7:25豊栄PA=
       7:48 黒崎 PA8:15=小出 IC=9:03 響きの森公園(トイレ)9:21~10:03一本杉~
       11:34 鳴倉山(昼食)~13:41鳴倉沢登山口下山=14:30銀山平湖山荘着


7 日 3:40銀山平 出発==4:50 登山口到着(仮設トイレ3基)5:20スタート~池の岳~
   9:11平が岳 (昼食)~10:31玉子石~13:28登山口着=15:20湖山荘着=小出IC=
   16:05川口=17:04 黒崎 PA=荒川胎内 IC=18:10道の駅関川=19:08道の駅いいで=
   南陽高畠 IC=山形上山 IC=20:05 県庁

  

   

 今回のメイン新潟の日本百名山の平ケ岳、奥深い山で知られ会員で登られてる方も多くない。
本日参加者バス満員の24名。 会員のリクエストを叶えるため なんとか当会でも登り切れるであろう
プリンスルート(中ノ岐コース)での事務局長計画。
(1日目)
 定刻5時県庁スタート。高速道路も延伸して、予定時刻前に響きの森公園登山口に到着。当地は前日雨が降った
のだろうか、バスを下りると、じとっとしてほとんど湿度100%の状況、おまけに無風。登山開始直後から、額に
大粒の汗をかく。ほどほどの急登を登って最初のピーク、一本杉に到着。湿度で体力そがれ、いつものおしゃべり
も自嘲気味。いくつかアップダウンを経て次の鳴倉山到着、気温と湿気でもう全身汗びっしょり、遅れたのでここで
早めの昼食。
 少し休んで体力回復するも、あとは下るだけと思っていた方も多く、縦走はあとピーク3つと聞いて、うそーっと
溜息まじり。体調不良者も出たことから、役員より急遽エスケープルートで下山を提案し、皆さん同じ気持ち
だったようですんなり変更決定。思ったより整備された鳴倉沢コースを無事下山。いつものブルーシートが
見えてホッとする。あまり疲れを残さず明日がある、明日があるさと無理をしなくて結果正解だった。
 山形ではあまり見かけない別格の長いトンネルを抜けて予定より1時間半早く銀山平湖山荘に到着。
さっそく温泉で汗を流し、ビールで乾杯!気力体力すぐ回復(笑)。夕食後ご主人より平が岳コースの説明があり、
明日の3:45バス出発時間決定。部屋に戻り飲み直すも早めに就寝。予報通り夕方から結構な雨が降った。
(2日目)
 3:00に起床、会長が腰を痛めたらしく辛そう。バス道は後半予想以上の凹凸で、時々滝の流れを突っ切るなど
実にスリリング。時々大きくバウンドしてうたた寝してもいられない。1時間半かかってようやく登山口到着。
トイレを済ませ、点呼をしてスタート。しばらく行くと沢の渡渉があって、簡易の橋をわたっていよいよ
400m直登の急登にアタック。途中にところどころ看板があって、登山者の気持ちを考えた叱咤激励の文章
が並ぶ。途中の五葉平で休憩して、引き続き急登を登っていく。気力がなくなりそうな頃ようやく木道が現れ、
期待していた天空の楽園スタート、やっぱり素晴らしい。景色に癒されながらもスピードは緩めず短時間で
池ノ岳を踏んで、足早に平ケ岳に向かう。帰りのバス時間が予定ぎりぎりの12:30のため、あまりのんびり
できないのが実に残念。本日開山日ということでたくさんの登山者。三角点で記念撮影しお昼をして
湿原の方にも足を運ぶ。雪の残る北アルプス、遠くに富士山も見えていい景色。
 分岐からすぐの玉子石に寄り下山開始。急登の下りは時々渋滞が起こり、このままではバス時間に間に
合わないため、古沢副会長含む健脚4人衆を先発隊に送り出し、余裕でバスに間に合うサンキュー。
ご褒美はお風呂。おかげで本隊は安全一番無理ないペースで下山することができた。下山口できゅうり一本漬け
をごちそうになり、登山靴の泥を落として、バスに乗り込む。再び揺られながら無事湖山荘到着し山形に向かう。
帰りの会長のまとめでは、熱中症対策について語られ、甘く見てはいけないので今後この時期の低山に
ついては再検討も必要との話があった。参加者の皆さん、お疲れさまでした。

                   

 

               

           魚沼アルプス縦走

                  スタート  今回も大活躍の最年少会員  
 

 

      

        湿度100%

 

 

       

        最初のピーク 一本杉到着

 

            

               ここまでがんばりました。鳴倉山登頂

 

 

     

     本日2座目 鳴倉山 579m  あとはとっとと帰ります。

 

 

    

     鳴倉沢登山口に下山、湖山荘到着 

   

    

      すぐに元気回復

 

 

    

      おいしい、お酒も進む

 

 

    

      2日目 腰は痛いが、平ケ岳に向け元気にスタート

 

 

    

      あちこちで叱咤激励      

             

         

       

     

         ようやく五葉平で休憩  左が中ノ岳、右が越後駒ヶ岳、八海山と併せて

             越後三山と呼ばれる

   

   

        

       もう少しだ、がんばれ! ようやく木道

     

 

       

      楽園

 

 

    

      池ノ岳 姫ノ池 

 

 

     

      再び楽園

 

 

     

       燧ケ岳がこんなに近い

 

 

 

      

       ついに平ケ岳(2141m)登頂  プリンスルートも十分きつかった

 

      

       楽園で弁当開き

 

 

      

        北アルプスも富士山も見える

 

       

         玉子石で

 

        

          光ゴケも見て無事下山!

 

         

               魚沼アルプスで見た花々 :大 オカトラノオ、小右ネジバナ、

               クリの実、コメツツジ、ナツハゼの実、ノギラン  他

 

        

              平ケ岳で見た花々①: 大 タテヤマリンドウ、 

          小右 アカモノ、ゴゼンタチバナ、ウラジロヨウラク、マイヅルソウ、

          イワカガミ、イワナシの実

 

         

                 その②:左上下2つ ヒメシャクナゲ、右 クリンソウ、イワカガミ、

          チングルマ果穂、他ワタスゲなど

     

 

         魚沼アルプス、平ケ岳とも今回がはじめてのよう

         →2008年8月に平が岳・八海山を実施しておりました(10/17修正) 画像はなし

          

          周辺の山では   燧ケ岳( 最近では2018年)は  こちら  

         巻機山は2011年データなし

                     

    

 

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