8月25日(日)
那須岳(1915m) 

 

 

栃木県 体力度 中級 歩行時間 8;10 歩行距離 11,3km
危険度 中級 登り725m 下り1314m

 那須岳は栃木県と福島県に跨る山塊の総称で、那須連峰や那須連山と称されることもあります。
中心となる山は「那須五岳」と言い、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳、南月山、黒尾谷岳で構成され
ます。主峰は標高 1915m の茶臼岳で、最高峰は標高 1917m の三本槍岳です。
那須岳は成層火山群で、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳には爆裂火口があります。
茶臼岳の山頂部は溶岩ドームで、いかにも火山といった風貌です。茶臼岳西斜面の「無間地
獄」では、噴煙がのぼり硫黄の臭いが漂います。昔、硫黄の採掘が行われていました。
麓は多くの温泉が湧出しており「那須八湯」と呼ばれます。那須湯本温泉には「殺生石(せっ
しょうせき)」なる溶岩が鎮座しており、「生き物を殺す石」を意味します。これを討伐された
九尾の狐の怨念とする伝説があります。

 

 

 

 

県庁 5:00==山形上山 IC==5:45 道の駅米沢 5:55==白河 IC==8:00 那須ロープ
ウェー山麓駅 8:30= 山頂駅8:40~9:40 茶臼岳 ~10:05峠の茶屋~11:10 朝日岳(昼食)
~清水平~13:15 三本槍岳 ~北温泉= 那須高原 SAIC=道の駅米沢=山形上山 IC
 =20:16 県庁

 
 
 
 5:00県庁駐車場スタート。昨夜1名のキャンセルあり参加者は11名となる。バスは14人
乗りのコミューターになる。
一週間ほど前の天気予報では雨マークで天気は期待できない様子であったが、現在の
予報では午前中は曇り、13~14時は雷予報、15時頃は雨の予定、台風の影響もあり不安
もあるが現地の様子を観察しながら判断することにして当会ご一行様はGO。
 順調に進み8:00に那須ロープウェイに到着。駐車場は先着1台のみ素早く身支度を整え
ロープウェイへ。チケットは8:15から発売開始、改札口へ一番乗りで並ぶ。運転開始の8:30
近くなると続々登山者が集まってきた。6~7分程で山頂駅到着、8:40登山開始。天候の都合
上、予定より30分早い行程で進むことにする。
 雲海が美しく青空も見えて来た。わがろーとる軍団には意外ときつい上り坂である。途中
小休止中に、疲れを知らない小学生軍団に追い越される。
それでも一時間ほどで那須岳(茶臼岳)山頂に到着。周りが晴れて見えるのでお鉢巡り。
これから向かう峰の茶屋跡避難小屋、朝日岳がくっきりと見えた。何より涼しい風が染み
わたり実に気持ち良いのである。何とか三本槍岳まで天気が持てば、後は緩やかな下山
なので多少の雨なら耐えられる。10:05避難小屋到着で休憩、水分補充、次の朝日岳で天気
が崩れれば引き返すことも考えられる。
しかし「朝日岳も三本槍も登りたーい!」当会山ガールは元気が良い、イキイキしている。
10:15朝日岳へ向け出発。赤茶色の急峻な迫力ある岩肌を眺めては目に、カメラに焼き付
ける。岩稜地帯をトラバース、鎖場をよじ登りようやく朝日岳の肩に到着、まだ天気は持
ちそうである。重いザックはデポして体力温存。必要最小限で身軽にして頂上アタック。
11:10山頂へ到着、別グループの山ガール達もいてお互い集合写真のシャッター交換。
11:20再び肩部に戻って来たところで早めの昼ご飯タイム。11:45無線で及川運転手に呼
び掛けるが応答なし、アンテナ1本の携帯で通話、予定の行程で進むことを伝え早めのス
タート。時折見える下界を眺めて、さあ次は三本槍岳との間に見える清水平へと下って行く。
 花の季節は終わっているが木道歩きも中々良いものである。休み場で小休止、水分補充、
涼しい風が熱った体を冷やしてくれる。12:20三本槍が岳へと向かう。緩やかな上りを行くと
やがて12:45分岐点に到着。この先は少し下り緩やかな上りで三本槍岳である。雨の降ら
ないうち先を急ぐ。13:15ついに登頂である。辺りはガスの中にうっすらと遠方の山が見え
隠れする。長居は無用、10分程滞在し下山開始、途中雲海の下の下界が奇麗に見えた。
 間もなく先程の分岐まで戻りこれからは北温泉下山口へ向かって緩やかな登山道の長
丁場である。程なく歩いていくと急にガスが掛かって雨粒が体に当たる、急ぎカッパタイム!
 雨合羽スタイルに変身し終えたころには雨も弱くなってはきたが、この先は雨予報なので
そのまま下山を続行。登山道地面はガレ場対策で石畳を覆っている金網が張ってあるので
引っ掛かりや滑りに注意して歩くが意外と膝に負担が掛かる。所どころ藪化になり掻き分
けながらの行進であるが、湯ノ沢岳と妙高山の薮越えで薮慣れしているので、何てことは
無い。幾つかの分岐も標識が分かりやすく道迷いの心配は無い。下山口1kmほど手前
では無線で及川運転手と交信で来た。落石注意の最後の階段を下りきると渡渉箇所。雨の
ため水量が多かったが、鉄パイプで頑丈な橋が架かっており不安は無い。北温泉宿から
駐車場までの舗装道路は意外と長くきつい坂道を登りきるといつものブルーシート!
お疲れ様でした。

 

   

     ロープウエーで登山口へ 

   

          

   

    スタートから結構急です。

 

 

   

   鳥居をくぐって    

 

   

   

    主峰 茶臼岳登頂 1915m 

 

 

    

    ガレ場を慎重に

 

   

 

    

    分岐の小屋に向かう

 

   

   

    峰の茶屋前

 

 

 

     朝日岳手前のトラバース 鎖も掴んで慎重に

 

 

   

      朝日岳方向から茶臼岳を望む

 

 

   

    2座目 朝日岳登頂 1896m

 

 

     

     左が朝日岳山頂

 

 

   

    午後から天気崩れる予報で早めにお昼 

     

  

 

   

    清水平より 三本槍岳を望む

 

 

   

    三本槍岳 1917m 最高峰  ここは福島県  

 

 

 

   

    無事に下山 

 

 

   

     出会った花  ミヤマアキノキリンソウ、 エゾオヤマリンドウ

              シラタマノキ、ガンコウラン

 

 

   前回は2017年5月、今回と同じルート、終始カッパ姿のようでした。  詳細こちら

    

    

 

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