湯ノ沢岳は鶴岡市の南部を南北に走る麻耶山地の中央に位置する山で、東側斜面が豪雪で削りとられた急峻な地形の、典型的な東西非対称の山容をしている。高度を上げるごとに広がる眺望のよさは格別。 山麓の集落、朝日地域の下本郷から湯ノ沢岳の頂上までの道は、尾根づたいに続いて見える。それを登れば、道々に振り返るといつも里山が見えるということでもあるが、かと言って低い山という訳でもない。 伝説では、弘法大師が湯殿山を開く前にまずここを開いて修行したという。山中に残る遺跡も今は影を潜めているが、往時には湯ノ沢岳の拝所が御宝前まで十数ヶ所続き、山道に入れば、次々と神仏が祀られている。さらに山頂から300m下のブナ平直下に御宝前が設けられ、湯ノ沢権現を中心に八大剛童子などがとり囲み、いわばこの世ながらの曼荼羅を構成したという。雑木林の中にはユキツバキが多く、エンレイソウやギンリョウソウを垣間見ることができる。金峰山、母狩岳と峰続きであり、日帰りコースに適し眺望絶佳。
スタート
権現ブナ
しっかり休んで水分補給
5合目あたりから雨が降り出し、今年初のカッパタイム
急登、鎖場が次々とあらわれる。登り途中刈り払い作業の方々5人程
汗を流していました。雨が降っても楽しい急登が後を絶たない
岩登り、痩せ尾根
途中2番目に大きなブナが待っていた
やまがた百名山№60 湯ノ沢岳(964m) 山頂
標高以上にハードなお山(3-B)
大机分岐までの美しいブナ林に目を奪われる
あちこちの標識は壊れ、謎解きしながら頭の体操、大机への分岐点後
は無放置の薮薮!背丈以上の草や木に覆われ、今までにない薮漕ぎの連続。
皆さんで協力しルートファインディング やっと薮がおさまって
お疲れモードで記念撮影
ようやくゴール間近の大机の登山口 あれバスはどこに??
前回に続き記憶に残る山行となりました。お疲れさまでした。
湯ノ沢岳はおそらく今回がはじめての山行と思われます。→1994、2009年ありました。画像なし
近くの山は2018年5月 金峰山、母狩山の記録があります。 こちら